このサイトは潰瘍性大腸炎とクローン病の患者会の全国組織である、NPO法人IBDネットワークがNPO法人健康と病いの語りディペックスジャパンの許可を得て作成したものです
診断時60歳、インタビュー時89歳(2017年1月)男性 関東地方在住 発病から10年くらいは大変だったが、主治医の治療方針で、入院も手術もせず仕事を続けながら内科治療だけで寛解に至り、現在では完治したと思っている。現在は家内と二人暮らし。
Q.今、テニスとかされているというお話なんですけれど、ご病気で調子悪い時もやっておられたんですか。
A.そうです ね。テニスを本格的に始めたのは横浜に住んでからですので、約40年になりますけど、週2回くらいは必ず行くようにしておりました。私のストレス解消法ということで、仕事の面だとかいろんなことで精神的に疲れている時でも、1時間か2時間コートで汗を流すとスカットするということがありましたね。人間生活する上ではストレスというのは避けられないものですから、ですから精神的なストレスと、肉体的なストレスのバランスを取るというのがよかったのかなと思っています。後は呼吸法じゃないんですけれど、腹式呼吸というのが非常にいいということなので80の手習いということで、地域の方々と語り合ってコーラスクラブを、混声合唱団を作りまして、最初私一人で、男は私一人だけだったんですけれど、今は男性が9名と女性が24名ですか、33名の混声合唱団ができておりまして、緑区の芸術祭と称して毎年秋にはそこに参加したりしております。そういうことで、これは月2回2時間づつのレッスンというか先生に教わるんですけれど、要するにお腹から声を出すということで腹式呼吸というのが健康に非常にいいんではないかと。私は若い時から詩吟が好きだったものですから、詩吟もお腹から声を出すということがあったもんですから、比較的楽に入れましたけれど、今は一応テナーということで仲間と一緒にやっております。
出血があるわけだから普通の人より栄養をとらなければならないということで食事制限はなかった。少量のビールなども飲んでかまわないと医者から言われていた。KT14D1-1
患者会を運営していてしつこい問い合わせで嫌になったこともあったが後で「助かりました」という言葉を聞いて嬉しかった。 KT14D5-1
病気の時は妻や娘に世話になって、家族の支えはありがたかった。KT14D2-2
今でもテニスをやっていますが、人間生活する上ではストレスは避けられないものなので、精神的なストレスと肉体的なストレスのバランスを取ることが大事。KT14D6-1
完璧な健康体になりたいと思う人がいるが、「なんとか日常生活が送れれば良し」というような割り切りが必要ではないか。KT14D6-2
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