このサイトは潰瘍性大腸炎とクローン病の患者会の全国組織である、NPO法人IBDネットワークがNPO法人健康と病いの語りディペックスジャパンの許可を得て作成したものです
診断時31歳、インタビュー時50歳(2012年3月)関東地方在住。長年にわたる内科治療と数回の入院のあと手術をし、現在は元気に小学校の教員をしている。家族構成は夫と娘、息子、夫の両親の6人家族
臨時適用職員として職場に戻って4年目に本採用の試験を一応受けて、たまたま通ったんですけれど、その時も、今度はもうちょっと健康診断はかなり重要なもので、神奈川県では月に1回、県の審査っていうのがあってそれに通らないと採用には多分ならなかったと思うんですが、それもまあ、嘘を書くわけにはいかないので、病名を書いて、やはり医師のコメントを書くようなところがあったと思うんですけれども、そこに仕事をするにあたっては差し障りがないというみたいなことを書いていただけたんで問題なく通りました。
仕事を始めて困ることっていうのはあまりないんですが、一番最初に遠足の引率というのがあって、ちょっと心配だったんですね。なかなかトイレに行くっていっても、トイレがないわけじゃないんですが、トイレに行くって言っても自由に行けるわけじゃないんで、どうかなって、途中でトイレに行きたくなったら困るなって思ったんですけれど、緊張してたせいか、戻ってくるまで一度もトイレに行かずに何とかクリアーすることができて、ああ意外に大丈夫かななんていうふうに思ってたんですね。その後も遠足だったり修学旅行だったりいろいろあるんですけど、まあ何かかんか、トイレが一番心配なんですね、それ以外のことは全然今心配することは全くないです。
最初は出血があったけれど大したことはなくてなかなか病院に行かなかった KT3A1-1
病名を聞いても大した病気ではないと思っていたが医者に「子供はもういいですねと」言われてそれは困ると言った KT3A2-1
サラゾピリンで高熱と蕁麻疹が出たが最初はそれが薬の副作用だとは気がつかなかった。 KT3B1-1
直腸の部分が狭くなっていて手術すると人工肛門になると言われた。それを防ぐために風船を入れて直腸を広げる治療をしたがとても痛かった。 KT3B3-1
術後は便が水状態で頻繁にトイレに行かなければならず大変だったが徐々に良くなって半年でパートに戻った。 KT3C4-1
就職の時に健康診断書を出さなければならなかったので、病名を正直に書いて、そこに医師のコメント欄があったので、仕事には支障がないということを書いてもらったら採用になった。 KT3D4-1
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