病院の選択と医療者との関係
潰瘍性大腸炎の最初の症状は下痢と出血というのが典型的なもので、自分では痔と判断してしまうことも多いようです。そして昔はなかなか正しい診断がつかなかったケースもあったようですが、最近は比較的早く診断がつくようになりました。
発病のきっかけは職場の異動であったり、離婚であったり、転校であったりと生活環境の変化によるという方もおり、そのことが語られています。
発症の原因とかきっかけが何であったか自分で認識している方々の語りです
最初出血があっても痔かと思って病院にいかなかったり、専門病院ではないところではなかなか診断がつかなくてその間に悪化してしまったりというケースも多いようだ。
- 個人病院に行ってもなかなか診断がつかず、総合病院に行き、大腸の検査をしたところ、大腸の左側に炎症があり、そこでUCの診断がついた。CH1A1-2
- 最初の病院ですぐに診断がついたが、頭痛が原因で入院してそこでインフルエンザにかかりUCが劇症化した。 KT2A1E1
- 最初は出血があったけれど大したことはなくてなかなか病院に行かなかった KT3A1-1
- もともと便は柔らかいので気にしてなかったが、20代後半から体力が落ちたのかなというふうに思ってた QS3A1-1
- 下痢がだんだんひどくなって何度もいろいろな病院に行ったがどこでも「受験のストレス」と言われてなかなか診断がつかなかった。 QS4A1-1
- 下痢と下血がひどくなっても、近くの病院では診断がつかず、大学病院へ行ったら重症の潰瘍性大腸炎と診断された。KS2A1-1
- いわゆる町医者では潰瘍性大腸炎の診断は付かなかった KS2A1-2
- 最初の大学病院では診断がつかず、半年後にひどい出血があって近所の病院に行ったら潰瘍性大腸炎だと診断された。 KT10A1-1
発病のきっかけは様々で診断のつきかたも色々だった。
- ヨーロッパへ出張中突然の大量下血で発症した。帰国後病院に行くと即入院となりUCと診断された。KT1A1-1
- 看護師をしていたため、下血をしてるっていったら、何の検査をされるかを知っていた。当時22、3だったんで、恥ずかしくて病院に行けなかった。 QS1A1-2
- 31歳くらいの時に下腹部痛とか腰痛とか調子悪い日が続いていたんで、病院に行って触診したらおなかに「ごろっとしたもの」があった QS2A1-1
- 大腸のカメラを入れたんですけども、ある程度のところまでは直腸とか綺麗だね、とか言いながらずーと入って行ったら、途中から塞がっていて見れなくなったんですよ。 QS2A1-2
- 調子が悪くなり始めたのは、平成6年の12月ぐらい。会社の忘年会で焼き肉を食べたあとに下痢をするようになった。その後風邪もかさなり・・・。CH2A1-1
- 最初は下痢と同時にお尻に痔ろうができてその手術のために病院に行ったら潰瘍性大腸炎だと診断されたHR1A1-1
- その病院でも初めて使う機械での内視鏡検査をやって、やっと潰瘍性大腸炎の診断が下った。 HK1A1-2
- 最初の子供を妊娠して出産したその後半年くらいたったら、下痢とそれから血がはいってるのと、軟便みたいな感じで、それが1日に数回続いてた KT8A1-1
- 最初に診断を受けた病院で、医師から「潰瘍性大腸炎という難病で治療方がない」と言われてすごく絶望的な気分になりました。KT11A1A2
- 突然下血が始まって、最初は食中毒かと思ったが、「これは違うぞ」と思って内科に行った。 KS3A1-1
- 大学の卒業旅行で発病して、病院に行ったら内視鏡検査で潰瘍性大腸炎の診断を受けて、そのまま2カ月入院した。 KS5A1-1