病気との付き合い方
インタビューの最後に「何か言い残したことはありませんか」という質問を行いますが、その時に多くの方が、病気との係わりの中で、自分の人生について、これからの生き方について、同病の人へのアドバイスなど貴重なお話がたくさん出てきました。それらを「病気との付き合い方」というトピックスとしてまとめました。
- 医者の言葉で落ち込むこともあるが、今を一生懸命生きて、自分のやりたいことを探すことが大事かなと思う。KT13D6-1
- 病気をして変わったことと言えば、新しい人間関係ができたりして人生に対する考え方が変わったことかもしれない。 KT1D6-1
- 便の回数を記録してそれをグラフにして週単位の折れ線グラフにしたら、確実に右肩下がりになっているのが判った。 KT1D6-2
- 手術をしたことによる夫婦の生活、性生活に影響はないと思う。 KT1D6-3
- この体をどう生かして、自分をどう生かしていくかというのは自分次第なので。QS2D6-1
- 自分が動かなくちゃいけないということがわかった。自分が動き出せば色んな人が助けてくれる。 KT3D6-1
- あれ食べちゃいけない、これ食べちゃいけないと神経、気を遣い過ぎたりするのもよくないし、本当に病気のことはあまり考えないようにしている。 KT5D6-1
- 病気になるまでは、自分は難病とは関係ないと思っていたが、難病でも前向きに生きている人達が居ることを知った QS4D6-1
- 病気のお陰で人との縁がすごい広がっている。そういうのが大好きなんです。 KT6D6-2
- 今人生を悩んでいる方も決して簡単な気持ちで自殺を考えたり、人生を投げ出したりしないでほしい HR1D6-1
- 私が発病した頃にはまだ全然情報がなくて、不安もありました。しかし、ちゃんと子供を産んで育てて、仕事もして、今こうやって生活していますよってことを伝えたいなと思った。KT8D6-1
- 今まではこの病気を治したいと思っていたが、これからはこの病気とうまく付き合っていこうと思う KS1D6-1
- 直接死につながる病気じゃないので、そんなに落胆しないで前を見て明るく付き合っていかないとだめ KS2D6-1
- 外出するとトイレが気になってしかたがなかったが、オムツをするようになって安心感が得られるようになり、出歩けるようになった。 KS2D6-2
- 自分がすごく信頼している人から「病気は人生の教材だから、自分の精神性を病気を通じてどう高めていけるかだよ」と言われた。KT11D6-1
- 今でもテニスをやっていますが、人間生活する上ではストレスは避けられないものなので、精神的なストレスと肉体的なストレスのバランスを取ることが大事。KT14D6-1
- 完璧な健康体になりたいと思う人がいるが、「なんとか日常生活が送れれば良し」というような割り切りが必要ではないか。KT14D6-2
- 自分は医学関係の研究をしているが、自分の病気の体験は研究姿勢に影響を与えたと思う。KT12D6-1